電子申請の難しさ
はじめに
いやはや、最近はめっきり暑くなってきましたね。
事務所での作業がメインの業務ですので何とか耐えられていますが、外作業がメインの職種は本当に大変そうで…
いつもご苦労様です。
とはいえ私も許認可申請の種類によっては外回りもありまして、中でもキツいのは飲食店の測量ですね。
新規に出店を考えているお客様とともに予定物件に伺い、測量をするのですが、電気契約が未了の事がほとんど。
その場合は、居抜き物件でエアコン設備が整っていたとしても、もちろん機能しません。
電機が通っていないのですから当然ですよね。
これが、外作業よりきつかったりします。
商店街の中だったりビルの一室だったりすると、風通しが悪いのなんの。
窓がほとんどない物件もありますしね。
まあ、そんな日はお酒がおいしいのでよしとします。
いいお客さんと出会えると、本当に楽しいですし。
一期一会!
ちなみに、私は日本酒が好物なのですが、今年も夏を楽しみにしておりました。
それは、今年の「かぶとむし」が飲めるから!
もう完売していますが、居酒屋によってはおいてあるかも?
みなさんも、できれば今年、難しければ来年飲んでみてくださいね。
電子申請は“誰の”ため?
さて、本日は電子申請に対する所感(というか批判?)を述べたいと思います。
近年、何事も電子化が進んでいますよね。
これは、行政手続きに限った話ではなく、様々なものについて。
例えば不動産業であれば、賃貸物件の手続き。
内覧や概要確認、ひいては契約まで実際に営業所に伺うことなく完了できたりします。
あとは自動車もそうですね。
テスラなんて、スマホ上でぽちぽちオプションを入力するだけで購入できるとかなんとか。
すごい時代になったもんです。便利!
さて、もちろんプラスの側面だけで済まないのがこの世の常。
私は、電子申請があまり好きではありません。
それは、あまりにも融通が利かないからです。
太陽光の申請もそうですが、何事も完璧に分類できるものではなく、例外や備考があるわけです。
窓口申請であればその旨説明し、添付書類を追加したり、管轄部署内で検討いただいたりして、最終的には問題なく申請が認可されるケースがほとんど。
そりゃ、こちらも正当性をもって書類を減らしたり増やしたりしているわけですから、当たり前といえば当たり前なのですが(?)
ですが、電子申請ではそうはいきません。
白か黒か、どちらかにチェックをつけなければ先に進めない。
でも現実には、白よりのグレーだったりするわけじゃないですか。でもそんな項目はもちろんない。
事実とは異なるけれども、白を選択する必要がある。
そして、白を選んだという事実を元に、その後の選択肢や添付書類のアップロード欄も当然ながら変わってきます。
繰り返しますが、実際には少し黒い要素があったりしますから、与えられた選択肢のうちに適当なものが全くない。
最悪なのは、必要な添付書類をアップロードしなければ先に進めないのに、その書類が入手不可(存在しない)なケース。
完全な白であれば確かにあるだろう、けれども今回の申請はそうではない、だからその資料は用意できないんだ、もちろん正当な理由で…
この説明を、いったい誰に投げつければいいのだろうか。
電子申請を“する側”にとって、この点は非常に課題となるし、ストレスフルなのだ。
電子申請は「誰でも簡単に」と掲げられていたはずだが…
一体電子申請は、誰のため?